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飲食店における外国人雇用
【実務の最前線から】「技人国」の審査は本当に厳格化したのか? 〜国からのヒアリングと審査要領から見えてきた正体〜
近頃、政権交代に伴う入国審査の厳格化が大きな話題となっています。「審査が厳しくなった」「ビザが通りにくくなった」という声を聞き、不安を感じている企業様や外国人の方も多いのではないでしょうか。 実際、内閣府からのヒアリング要請などもあり、現場の空気感が変わりつつあるのは事実です。しかし、その正体は単なる「排除」ではなく、**「審査の透明化と適正化」**にあります。 今回は、実務の最前線で見えてきた「厳格化の真実」と、今求められる対応について解説します。 1. 「厳格化」の正体は、審査基準の明確化 今回の動きを精査すると、すべてが一律に厳しくなったわけではありません。内容によって、大きく3つのパターンに分かれます。 法改正による厳格化(永住・帰化・経営管理) 永住と帰化の要件に整合性を持たせるなど、制度の「歪み」を正すための改正です。特に「経営管理」は、他国との基準比較や実体のない会社の排除を目的として、より高い透明性が求められるようになりました。 「特定技能」との役割分担の徹底 現在、入管が最も注視しているのは**「技人国」と「特定技能」の棲み
takeshi kawamoto
2月6日読了時間: 4分
【飲食店の皆様へ】神戸有名ラーメン店の逮捕事例に学ぶ。「不法就労助長」の代償と、今後5年間「特定技能」が採用できなくなる経営リスク
先日、神戸の人気ラーメンチェーン「神戸ラーメン第一旭」を運営する会社の社長や役員、そして 現場の店長を含む計6名 が、入管難民法違反(不法就労助長)の疑いで逮捕されました。 容疑は、留学生アルバイトに対して法定の「週28時間」を超えて就労させていたというものです。 https://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/202511/0019748286.shtml 「うちは大丈夫だろう」「バレないだろう」「知らなかった」 その油断が、企業の存続そのものを揺るがす事態に発展します。 今回は、ビザ専門の行政書士として、このニュースから読み解くべき「本当の恐怖」と「二次的な経営破綻リスク」について解説します。 1. 「知らなかった」では済まされない「28時間ルール」の厳格さ 留学生アルバイトには、原則として就労は認められていませんが、「資格外活動許可」を得ることで、週28時間以内(長期休業期間中は1日8時間以内)の就労が認められます。 今回の事件で浮き彫りになったのは、以下の点です。 甘い認識の横行: 「人手が足りないから少しぐら
takeshi kawamoto
2025年12月23日読了時間: 4分
「技人国」ビザ審査が厳格化?その噂の「真相」と、入管行政の大きな方針転換について
「最近、技術・人文知識・国際業務(技人国)の審査が厳しくなったらしいですね」 お客様からこのようなご相談をいただくことが増えました。 確かに巷ではそのような噂が飛び交っていますが、 私自身、実務の現場にいて「急激に厳しくなった」という実感は、実はあまりありません。 なぜ世間の噂と、私の肌感覚にズレがあるのか。 それは、当事務所が以前から「理由書(申請理由の説明文書)」の作成を徹底しているからに他なりません。 今回は、現場で起きている「追加資料要求」の実態と、その背景にある「国の入管政策(基本計画)」について解説します。 今回は、現場で起きている「追加資料要求」の実態と、その背景にある「国の入管政策(基本計画)」について解説します。 1. 現場のリアル:「キャリアパス」や「詳細な業務内容」の要求 まず、実務的な変化についてです。 確かに、管轄する地方出入国在留管理局(入管)によってバラつきはあるものの、特定の入管や審査官において、以下のような詳細な文書を求められるケースが目につくようになっています。 キャリアパスの説明: 入社後、どのような経験を積
takeshi kawamoto
2025年12月23日読了時間: 4分
「技術・人文知識・国際業務」のビザ審査が厳しくなった?噂の真相と最新ガイドラインのポイント
最近、企業のご担当者様や外国人ご本人から、このようなお問い合わせをいただくことが増えています。 「最近、技人国のビザ要件が厳しくなっていると聞きましたが、大丈夫でしょうか?」 「友人が更新で資料の追加提出を求められたそうです。法律が変わったのですか?」 結論から申し上げますと、 「技術・人文知識・国際業務」の在留資格そのものの要件を変えるような法改正は行われていません。 しかし、審査の現場における「運用のルール(ガイドライン)」や「確認の徹底度合い」は、確かに以前よりも厳格になっています。今回は、なぜ「厳しくなった」と感じるのか、入管庁の公式発表やガイドラインに基づき、その背景と対策を解説します。 1. 納税・社会保険履行のチェック厳格化 最も大きな変化は、「税金や年金・健康保険を正しく払っているか」という点です。これは永住許可だけでなく、就労ビザの更新・変更時にも厳しく見られるようになっています。 出入国在留管理庁が公表している「在留資格の変更、在留期間の更新許可のガイドライン」には、以下のように明記されています。 引用: “納税義務を履行し
takeshi kawamoto
2025年12月19日読了時間: 4分
【最新のニュースから紐解く外国人雇用と不法就労】フォーを作るはずがハンバーガー店に・・・これって違法?
最近、こんな衝撃的なニュースが報道されました。ベトナム料理の調理師として「技能」の在留資格を得て来日したベトナム人の方が、実際にはハンバーガー店で働くよう命じられ、結果として在留資格を失う事態に発展したというのです。 「同じ調理の仕事なのだから問題ないのでは?」そう思う方も...
takeshi kawamoto
2025年8月12日読了時間: 5分
外食業においてニセ技人国で逮捕された事例
外食業界において、在留資格「技術・人文知識・国際業務」(以下、「技人国」)は、主に専門的・技術的な業務に従事するためのものです。しかし、接客や調理といった業務は「単純労働」とみなされ、「技人国」の在留資格では認められていません。このため、適切な在留資格を持たない外国人をこれ...
takeshi kawamoto
2025年4月7日読了時間: 2分
技術・人文知識・国際業務の在留資格と外食産業における適用可否
1. 技術・人文知識・国際業務のビザの性質と単純労働NGの観点 技術・人文知識・国際業務(以下、「技人国」)の在留資格は、日本の企業などで専門的・技術的な業務に従事する外国人を対象としています。この在留資格が許可されるためには、主に以下の要件を満たす必要があります。...
takeshi kawamoto
2025年4月7日読了時間: 3分
外国人観光客がいないホテルで「通訳・翻訳」としての在留資格申請は危険?不法就労につながるリスクを解説
日本国内のホテル業界では、外国人スタッフの採用が増えています。しかし、外国人観光客がほとんどいないホテルで「通訳・翻訳」を理由にして 「技術・人文知識・国際業務」(以下、技人国) の在留資格を申請するのは、 不法就労につながるリスクが高い...
takeshi kawamoto
2025年4月7日読了時間: 5分
インターンシップを有効活用。インターンシップで海外から優秀な人材を雇用するためには?
1. 特定活動9号とは 海外からインターンシップで人材を招聘する場合には、在留資格「特定活動9号」が適用されます。これは、外国人学生が学業で学んでいる内容を活かして日本で就業体験を行うことを目的としており、単純労働を目的とした招聘は認められません。 2. 特定活動9号の要件...
takeshi kawamoto
2025年4月7日読了時間: 2分
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