「企業内転勤2号完全ガイド」第7回:【申請マニュアル】ステップ・バイ・ステップで解説!「企業内転勤2号」申請プロセスと必要書類リスト
- takeshi kawamoto
- 7月31日
- 読了時間: 2分
「企業内転勤2号」ビザの申請は、まだ詳細が未公表ですが、他の就労ビザのプロセスを基に、その流れと必要書類を予測することができます。早期の準備が成功の鍵です。
申請から入国までの標準フロー(予測)
書類準備: 日本の受入れ企業と海外の申請者本人が、それぞれ必要書類を準備します。特に企業側は「育成計画書」の作成が最重要課題です。
在留資格認定証明書(CoE)交付申請: 日本の受入れ企業が、管轄の地方出入国在留管理局にCoEの交付を申請します。これが実質的な審査のスタートです 。
入管による審査: 提出書類に基づき、申請が要件を満たしているか審査されます。期間は1〜3ヶ月程度が一般的です。
CoEの交付・送付: 審査を通過するとCoEが交付されます。企業はこれを海外の申請者本人に送付します。
ビザ(査証)申請: 申請者は、自国の日本大使館・総領事館にCoE等を提出し、パスポートにビザの発給を受けます。
日本入国: ビザが発給されたら日本へ入国。主要空港では入国審査時に在留カードが交付されます。
必要書類チェックリスト(予測)
「1号」ビザの要件を基に、「2号」の特性を加味した予測リストです 。
【日本企業が準備する書類】
□ 在留資格認定証明書交付申請書
□ 育成計画書【最重要】: 技能習得の目的、内容、スケジュール、指導体制等を詳述。
□ 招へい理由書・転勤命令書: なぜこの人材を日本で育成する必要があるのかを合理的に説明 。
□ 会社の登記事項証明書
□ 直近の決算報告書(貸借対照表・損益計算書)
□ 前年分の給与所得の源泉徴収票等の法定調書合計表
□ 日本法人と海外法人の関係を証明する資料(株主名簿、出資関係図など)
□ 会社案内・パンフレット
【申請者本人が準備する書類】
□ パスポート及び証明写真
□ 履歴書
□ 海外法人発行の在職証明書(職務内容、地位、在職期間を明記)
準備のポイント
すべての書類、特に「育成計画書」と「招へい理由書」は、内容に一貫性を持たせ、「なぜこの人材を、この計画で、日本で育成するのか」というストーリーを明確に伝えることが重要です。制度施行後、スムーズに申請できるよう、今から準備を進めておくことをお勧めします。
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