top of page

「企業内転勤2号完全ガイド」第4回:【企業向け】受入れ企業に課される義務とは?常勤職員20人・5%ルールを乗り越える方法

「企業内転勤2号」ビザを利用して外国人材を受け入れる日本企業側にも、いくつかの重要な義務と要件が課される見込みです。


  • 要件1:企業の規模と安定性(常勤職員20人以上)政府の検討資料では、受入れ企業の常勤職員が20人以上であることが一つの目安として示されています 12。これは、適切な研修とサポートを提供できる、経営基盤の安定した企業を想定しているためです。小規模な事業者は、この基準を満たすための事業基盤の強化が課題となる可能性があります。


  • 要件2:受入れ人数枠(常勤職員の5%まで)「2号」による転勤者の受け入れ人数を、企業の常勤職員総数の5%までに制限するという人数枠も提案されています 12。例えば、常勤職員100人の企業であれば、最大5人まで受け入れが可能です。これは、制度が特定の企業の主要な労働力供給源となることを防ぐための規制です。企業は、自社の規模に基づいた計画的な受け入れが求められます。


  • 要件3:適切な育成・支援体制の構築企業は、外国人材に対して適切な技能修得の機会(OJTや座学など)を提供できる体制を整えなければなりません 2。これには、専門知識を持つ指導員の配置、生活支援を含むサポート体制の整備などが含まれます。申請時には、これらの体制が整っていることを「育成計画書」などで具体的に証明する必要があります。


  • 要件4:各種法令の遵守労働基準法、社会保険関連法、税法など、日本の法令を遵守していることが大前提となります 18。過去に労働法違反や社会保険の未加入などがあると、受入れ機関として不適格と判断される可能性があります。


戦略的アプローチ


これらの要件は、企業に対して付け焼き刃ではない、体系的で持続可能な人材育成プログラムの構築を求めています。特に中小企業にとっては厳しい側面もありますが、これを機に社内の人事制度や研修体制を見直し、グローバルな人材活用が可能な組織へと成長する好機と捉えることもできるでしょう。答えられて、初めて申請のスタートラインに立つことができます。

最新記事

すべて表示
【実務の最前線から】「技人国」の審査は本当に厳格化したのか? 〜国からのヒアリングと審査要領から見えてきた正体〜

近頃、政権交代に伴う入国審査の厳格化が大きな話題となっています。「審査が厳しくなった」「ビザが通りにくくなった」という声を聞き、不安を感じている企業様や外国人の方も多いのではないでしょうか。 実際、内閣府からのヒアリング要請などもあり、現場の空気感が変わりつつあるのは事実です。しかし、その正体は単なる「排除」ではなく、**「審査の透明化と適正化」**にあります。 今回は、実務の最前線で見えてきた「

 
 
 
なぜ、御社の外国人スタッフは定着しないのか?「仕組み」の前に作るべき、たった1つのこと

その「仕組み」、順序が間違っていませんか? 「せっかく採用したのに、すぐに辞めてしまった」 「国籍の違う従業員同士でグループができてしまい、うまくいっていない」 「指示を出しても、なかなか言うことを聞いてくれない」 外国人雇用に取り組む多くの企業様から、このような切実なご相談をいただきます。 真面目な企業様ほど、これらの問題を解決するために綿密な「マニュアル」を作ったり、「日本語教育」を強化しよう

 
 
 
「うちは大丈夫」は通用しない?不法就労が発覚する意外な5つのルートと捜査の裏側

ビザ申請を専門とする行政書士として多くのご相談を受ける中で、不法就労に関する相談も少なくありません。 その際、多くの経営者様が口にされるのが**「まさか、こんな些細なことからバレるとは思わなかった」**という言葉です。 「不法就労の摘発」と聞くと、入管の警備官が突然会社に踏み込んでくるシーンを想像されるかもしれません。しかし、実務上の感覚としては、最初から「不法就労」として捜査されるケースよりも、

 
 
 

コメント


© 2019 HR BRIDGE

bottom of page