「企業内転勤2号完全ガイド」第3回:【申請者向け】私が「企業内転勤2号」の対象者か?外国人本人が満たすべき全要件
- takeshi kawamoto
- 7月31日
- 読了時間: 2分
「企業内転勤2号」ビザの申請を検討している外国人本人が、事前に確認すべき必須要件を解説します。
要件1:1年以上の海外関連会社での勤務経験申請者は、転勤の直前に、海外の親会社、子会社、関連会社で継続して1年以上雇用されている必要があります 2。これは、正当な企業内異動であることを証明し、このビザが新規採用の隠れ蓑として使われるのを防ぐための重要なルールです。
要件2:日本人と同等額以上の報酬日本で受け取る給与は、同じ業務に従事する日本人が受け取る報酬と同等額以上でなければなりません 。これは外国人労働者の不当な搾取を防ぎ、国内労働市場を保護するための基準です。その水準は、「技術・人文知識・国際業務」ビザと同等程度が求められると考えられています 。
要件3:学歴は不問「技術・人文知識・国際業務」ビザとは異なり、大学卒業などの学歴は必須要件ではありません 。学歴がなくとも、企業内で培われた貴重な経験やスキルを持つ人材が対象となるのが、このビザの大きな利点です。
要件4:良好な在留状況と素行見落とされがちですが、申請者自身の過去の行動も審査対象です。過去のオーバーステイや犯罪歴はもちろん、元留学生であれば、学校の出席率の低さや、週28時間を超える資格外活動(オーバーワーク)なども「素行不良」と見なされ、不許可の直接的な原因となります 。
自己チェックリスト
□ 海外の関連会社で1年以上継続して働いていますか?
□ 日本での給与は、同じ仕事をする日本人と同じか、それ以上ですか?
□ 過去にオーバーステイや法律違反はありませんか?
□ (元留学生の場合)学校の出席率は良好で、アルバイトの時間を守っていましたか?
これらの質問すべてに「はい」と答えられて、初めて申請のスタートラインに立つことができます。
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