「企業内転勤2号完全ガイド」第2回:【徹底比較】「企業内転勤1号」vs「2号」どちらを選ぶ?目的別の最適なビザ選択ガイド
- takeshi kawamoto
- 7月31日
- 読了時間: 2分
海外拠点の従業員を日本へ転勤させる際、「企業内転勤1号」と新設の「2号」、どちらを選ぶべきか。その答えは、転勤の「目的」によって明確に分かれます。
比較項目 | 企業内転勤1号(従来型) | 企業内転勤2号(新設) |
主要目的 | 専門的業務の遂行 | 技能の習得 |
活動内容 | 「技術・人文知識・国際業務」に準ずる専門的業務(デスクワーク中心) | OJTを含む現場での研修活動 |
現場作業 | 原則不可 | 育成計画に基づき可能 |
学歴要件 | 不要 | 不要 |
海外勤務経験 | 1年以上(専門的業務) | 1年以上(職務内容は柔軟な可能性) |
在留期間 | 更新可能、長期滞在・永住への道あり | 有期的(通算1年が検討中)、永住は困難 |
ケーススタディで理解する
ケースA:海外支社のマーケティング部長を日本の本社へ
目的: 日本市場の統括責任者として、マーケティング戦略を立案・遂行する。
最適なビザ: 企業内転勤1号。専門的業務への従事が目的だからです。
ケースB:海外工場の若手技術者を日本のマザー工場へ
目的: 日本独自の最新製造技術を、現場でのOJTを通じて習得する。
最適なビザ: 企業内転勤2号。技能の習得が目的であり、現場作業が伴うからです。
戦略的意味合い
物理的に同じ場所(例:工場の生産ライン)で活動する場合でも、その目的が「管理・遂行」なのか「学習・習得」なのかによって、選択すべきビザは全く異なります。申請書類において、この「目的」を明確かつ論理的に説明することが、許可を得るための絶対的な鍵となります。
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